モノづくりの醍醐味をすべて味わえる環境
産業機器システム事業部は、設計・開発から製造まで一貫しておこないます。
クライアントの案件だけではなく自社製品も生み出しています。
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Lさん年 齢 :27歳
経 歴 :工業高校卒後、新卒入社
勤続年数:9年目
担当業務:設備設計 -
Mさん年 齢 :34歳
経 歴 :大学卒業後、
別会社で1年勤務の後、中途入社
勤続年数:10年目
担当業務:機械設計 -
Nさん年 齢 :41歳
経 歴 :大学卒業後、新卒入社
勤続年数:18年目
担当業務:システム開発 -
Oさん年 齢 :43歳
経 歴 :関西技研と合併(2013年)後、参加
勤続年数:18年目(関西技研での年数含む)
担当業務:機械設計(チーフリーダー)
Q1 この仕事の魅力とやりがいはなんですか?
- Lさん
- 今は自動車の製造ラインの設備設計を担当しています。
魅力はいっぱいで、やりがいしかないくらい。
- Oさん
- いきなり漠然とした回答。(笑)
ーーーもう少し具体的にお願いします。(笑)
- Lさん
- すいません。(笑)
僕、昔からけっこう飽き性なんですけど、設計に関してはなぜか興味や関心が尽きないんです。
ずっと尽きない。自然とじわじわ湧いてくるんですよね。
- Mさん
- たしかにLさんは勉強熱心。
- Lさん
- いえいえ。中学のころは勉強苦手で、全然できなかったんですよ。
高校は工業系で、設計の授業も多少あったんですけど、あんまりハマらなくて。
正直、入社前はキーボードも触ったことないくらい。(笑)
でも仕事として取り組んでると、だんだん覚えてくるし、慣れてくるし、おもしろくなってくる。
学力の代わりに想像力でカバーしてた部分は大きいです。逆に想像力がないと難しいかも。
ーーー会社や先輩方から教えてもらったりしたことはありますか?
- Lさん
- もちろんです。逆に指導がなければここまで続けられてないくらい。
新人教育も役に立ったけど、その後の業務と平行して勉強していく半年間くらいはかなり大きかったかな。
研修生がいくつかのユニットに分かれて、競争しながら覚えるんですけど、闘争本能に火がつきました。(笑)
- Nさん
- 先輩や上司のサポートもあるし、常に質問できる恵まれた環境なのはたしかです。
- Mさん
- 前職は家電メーカーの液晶テレビの設計をしていました。
ここでは設計だけじゃなくて、営業的な見積もりから、現場の据え付け立ち上げまでやらせてもらっています。
今まさに、立ち上げの仕事が進行中で。
製品を組み上げていく過程で、図面通りにうまくいったり干渉したり。現場が一番好きですね。
四苦八苦する中で、立体的にモノを把握する能力が養われていくのを感じます。
- Lさん
- あ、こういう回答を求めてたんですね。
- 一同
- (笑)
- Oさん
- たしかに、たとえ3Dのソフトで設計しようと、現実世界に存在する”本物”を目で見て手に触れない限り、
平面を見ているのと変わらないよね。立体把握能力は現場に出ないと培われないと思う。
- Nさん
- ソフトウェアを中心としたシステムエンジニアをしています。
プログラミング言語にしばられないで自由にやってますよ。
装置やモノを動かすための開発もしますし、Web系もしますし、ソフトならなんでも。
技術サービス事業部の エンジニアリングサポート部門 からの依頼もあったり。 - 僕のところにくる話は、基本的に依頼主の説明が漠然としていて、「こんな感じで」というような。(笑)
だから、図面を読むより、まず製品の完成イメージを頭の中につくって、そこから形にしていくことの方が重要かも。
プログラムは極力シンプルにして、バグが少なくなるようルールづくりを簡単に。
で、装置と組み合わせた時に、思った通りに動かせたらガッツポーズです。
難なく動いていても、「違うな」と思ったらその場で変更することも可能で、おもしろい。 - ずっとソフトしかしていなかったので、ときどきメカがしたくなるけど、全然違いますね。
ソフトは既にあるものを味付けするような感じです。0からつくりだすことはないので。
「ソフトは肝だから」と言ってもらえることが多いんですけど、むしろ装飾だと思っています。飾り付け。
ーーー身体でいうと、メカは骨組み、ソフトは神経のような気がしますが?
- Nさん
- 本来、ソフト分野がなくても、優秀なメカトロニクスのエンジニアと電気屋がいれば、
ドライバー1本で組み立ててスイッチON、ウイ~ン。
そんな単純な作りである程度できてしまうことが意外と多いんです。
そこに、今までできなかった高次な動きを、ソフトを加えて実現させたり、洗練させたり。
なので、服を着せるというイメージを持っています。
うちのエンジニアは優秀なので、ソフトに頼る必要がない。メカの精度が出てるから補正の必要がほぼないんです。 - ひとりでソフトだけをやっていた頃は、あまり達成感とかやりがいの実感は正直なかったんですけど、
この事業部で、チームでプロジェクト担当すると、装置が思い通りに動いたときにエンジニアが満足そうに
してるところを見てはじめてやりがいを感じました。
ひとりで終える作業は、先が見えた時に満足してしまう性格で。
主役にもなりうるけど、縁の下の力持ちみたいな脇役が好きです。
- Oさん
- メカトロニクスもソフトもそれぞれ強いのに、タッグを組んでさらに良いものを作り上げるのが社内的にも社外的にも、
日技の魅力になってるんじゃないかな。
Lさんもソフトしたい?
- Lさん
- かなり興味あります。
今のところ知識なくて未知の分野ですけど、知っていて損はないというか、知ってると設計に活きてくると思ってます。
- Mさん
- メカにしても電気にしてもソフトにしても、みんな好奇心がありますよね。
もっと成長してもっといい仕事、いいパフォーマンスをしたいというような。
- Oさん
- Mさんと同じく、設計だけじゃなくて、見積りから組み立てまで、ときに営業マンとして、ときに技術マンとして、
一貫して見てます。
私は元々、合併前の会社で技術サービス的な設計製作をひとりぼっちでやってて。(笑)
日技に参加後、チームでプロジェクトに取り組んでからは、いい歳して成長した実感があります。
とにかく毎日楽しくてしょうがない。
大きな案件はリーダーとしていろいろストレスも多かったりするけど、苦労すればするほど納品後の達成感は大きいです。
Q2 今取り組んでいる仕事内容について教えてください。
- Lさん
- 自動車や発電機を自動で組み立てるラインの設計を担当しています。
詳しいことはお話できないんですけど、今やっと少しずつ形が見えてきたところです。 - 少し前に納品した案件でいうと、鉄鋼関係やフィルム製造のラインとか。
1年間かかりっぱなしの仕事だったから、終わったときの達成感はすごかった。(笑)
フィルム業界は特に競争が激しくて。とにかく早くしないと他に先を越されてしまうし、
はじめはその業界の知識もなかったので、かなり苦労しました。
- Mさん
- この仕事はどこで誰が見聞きしているかわからないから、詳細はお話できなくて申し訳ないです。
お客さまの案件が多いし、余計に。
ざっくり説明すると、自動車のエンジンの金属部品を樹脂の部品にぶち込むラインの一部を設計しています。
- Oさん
- 記事には「ぶち込む」じゃなくて「圧入」と書いといてください。(笑)
- Oさん
- 私はエアバッグの組み立て設備の設計を。ここ最近のメインは鉄鋼関係なんですけどね。
海外のお客さまの工場生産が鈍化している関係で大型の機械は落ち着いているので。その間に車関係をちょこちょこと。
Q3 仕事の失敗談はありますか?
- Lさん
- そりゃもちろんあります。
ぱっと思い出せる話だと、2年くらい前、現場の手伝いで電気を触ってたんですけど、
ブレーカーをつけたまま作業しちゃって……。ドライバーがあたって、電気走って、壊しました。
- Oさん
- 電気は目に見えないから、いろんな意味で本当に怖い。
- Lさん
- 入社7年なのに現場の基本を怠りました。完全なケアレスミス。
声かけ、注意喚起はどれだけ経験を積んでも必要だということを改めて実感しました。
図面は失敗しても描き直せるけど現場はそうじゃないとわかってたつもりですが、やっちゃいました。今でも反省してます。
- Mさん
- ちいさなミスは多々ありますよ。その度に持ち帰って調整です。
単純なミスで言うと、360万円もする露光機を調整中にを割ったことがあります……。
- Nさん
- 新人の頃、ソフトだけを担当していたので、初めての現場は、そこで装置が動くのがめちゃくちゃ楽しくて。
それで、デバッグするときに意図せず装置が動きだしてしまったので、思わず手で止めようとしたら、体が吹っ飛びました。
現場を知らなさすぎて、すんごい怒られた。 - あとは、台湾のお客さまの案件で、24時間稼働の生産ラインがあるんですけど、装置の記録を取るために仕込んでる
システムのファイルの容量を減らして欲しいという依頼があって、ファイルを一定の日数で自動削除されるように
プログラム組んだら、閏年(うるうどし)で動きが無限ループになっちゃって……。工場の動きが止まり……。
すぐにソフトのミスが分かったので、日本から修正データ送って、どうにか被害は最小限に留まりましたけど、
生産がストップした間の機会損失額を突きつけられたり……。
- Oさん
- 忘れっぽいので、失敗は忘れます。(笑)
というのは冗談で、強度計算ができてなくて製造アームが折れた時はチーム全員、血の気が引きました。
設計から製造まで携わるということは、全体の責任を負っているわけで、面白みがある半面、プレッシャーも大きいです。
Q4 この仕事に必要なスキルはなんですか?
- Lさん
- やる気。
- Mさん
- スキルかそれ?(笑)
- Oさん
- Lさんは仕事が楽しいからなんとも思ってないんだろうけど、端から見ればすごい努力家です。
- Mさん
- 会社に入ってから教えてくれることが多いから、特に構える必要もないかな。
今でも定期的に勉強会(教育制度)参加してるし。
- Nさん
- いくつかのプログラミング言語は学生の頃に習いました。
入社後は先輩と、インターネット上の見知らぬ先生方に教えてもらってきました。(笑)
実技的なスキルより、コミニュケーション能力が絶対的に必要。
相手が本当のところ何を言いたいのか、何をしたいのかを聞き出すのもスキルだから。
完全に理解しきれないまま作っても、「そうじゃなくて……」と言われたら意味がないし。
- Oさん
- まずは相手の言ってることに耳を傾けて、しっかり集中して聴くことが大事。
で、その次は自分の意思を伝える能力が大事。
この仕事は好きじゃないと続かないから、描くもの、つくるものに自分の想いを込めたいよね。
- Nさん
- やっぱり、好きって大事ですね。
ーーーこのインタビューは採用サイトの記事になりますが、採用マッチングサイトとか作れますか?
- Nさん
- ざっくりしたマッチングはすぐにできるけど、マッチング率とか、精度を上げるのに時間がかかりそうです。
占いみたいなものに近いので、膨大な量の統計データが取れればいけると思います。
- インタビュアー
- 発注しようかな……。
(※インタビュアーは採用担当)
ーーーみなさんありがとうございました。